
この同窓会報がお手元に届く頃にはコロナ禍の状況が落ち着いていることを願うばかりですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
中学校では、「体験」をキーワードとして、夏に、各教室に7名ほどの留学生をお招きし、英語漬けの5日間を過ごす「エンパワーメントプログラム(中3)」、自然にコミュニケーションができるよう、いろいろな国の先生方に授業をしていただく3日間の「コミュニケーションプログラム(中1)」を実施し、また、「自然体験学習(中2)」として2泊3日で志賀高原に出かけ、SDGsを意識した活動をしています。残念ながら、コロナ禍の中、令和3年度には、中2、中3の体験型行事は中止せざるを得ませんでした。いくつもの行事が実施できない中、土曜講座記念講演会、土曜講座、さらに職業講座などで、同窓生の皆様方にご支援、ご指導いただく機会をいただき、まず触れてみる「体験」にとどまらず、知識を得たり考えたりする「経験」にまでつなげていただきました。物心両面で支えていただいていることに、改めて感謝申し上げます。
令和4年度には、中1から高1の各学年で、年10回、「滝学」という新しい授業を開始します。生徒の将来を見据え、学年に応じた教科横断的なテーマを扱います。滝学園にかかわる内容も織り交ぜながら、生徒が自ら考え、意見を作り、発表していく新たな授業です。
滝学園に求められる変化、そして、滝学園が進むべき未来に対し、今後とも同窓会の皆様のお力添えをいただきますよう、よろしくお願いいたします。
皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
滝学園 中学校校長 原 博司